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磁粉探傷(MT)法とは

磁粉探傷の特徴と原理

割れなどの存在が予想される強磁性体の試験体を磁石にし、その試験体の表面に強磁性体の微粉末(磁粉)を散布すると、割れなどの傷の部分に吸着されて磁粉模様が現れます。
これを評価することで、試験体の表面に存在する傷を検出する方法が磁粉探傷試験です。
磁粉探傷試験においては、試験体表面に開口していなくても表面から2~3mm程度の深さにある傷も検出可能です。
また表層部にある割れ状のきずの検出に関し感度のよい非破壊検査手法でもあります。
磁粉探傷試験における基本操作として、試験体及び試験面の前処理、磁化操作、磁粉または検査液の適用、磁粉模様の形成とその観察、結果の記録そして脱磁などの後処理などがあげられます。

磁粉探傷(MT)法

磁化方法

磁化方法はJIS Z 2320-1:2007においては下表のような種類および内容のものに分類され、試験体の形状や予想される欠陥の方向などを考えて最も適した方法を選択します。

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磁化方法 符号 備考
軸通電法 EA 電極の間に試験体を挟んで軸方向に電流を流して磁化する方法。
プロッド法 P 面積の広い試験体の表面に2個の電極(プロッド)を押し当て、電流を流して磁化する方法。
磁束貫通法 I 試験体の孔などに通した磁性体に交流磁束などを与えて、試験体を変圧器の2次側として働かせ、試験体の中に発生する誘導電流によって試験体を磁化する方法。
電流貫通法 B 孔のある試験体の孔の部分に導体を通して電流を流し、電流の周りに形成される円形磁界によって磁化する方法。
隣接電流法 AC 1本またはそれ以上の導体を、試験体の表面と平行に、試験される範囲に隣接して設置して通電し、電流の周りに形成される磁界によって磁化する方法。
極間法(定置形) FM 試験体または試験体の一部を電磁石の磁極に接して設置し、電磁石によって発生した磁束を試験体の中に投入して磁化する方法。
極間法(可搬形) PM(Y) 試験体表面に接して設置した交流電磁石(ヨーク)によって発生した磁束を、試験体の中に投入して磁化する方法。
コイル法(固定) RC 試験体をコイルの中に入れて通電し、コイルが作る磁界によってコイルの軸方向に磁化する方法。
コイル法(ケーブル) FC ケーブルのたるみがないように試験体に巻きつけてコイルを形成して通電し、コイルが作る磁界によって試験体を磁化する方法。

磁粉探傷剤について

磁粉探傷剤には、「蛍光磁粉」「非蛍光磁粉(普通磁粉)」「磁粉分散剤」などの種類があります。
また、探傷試験の観察に使用するブラックライト、磁粉探傷試験等に使用される標準・対比試験片等もご用意しています。

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各種探傷装置

栄進化学では、各種探傷装置製造のご依頼を承っております。
品質管理向上・効率化にお役立ていただければと思います。

  • JIS・ISO・ASTM等各種規格対応可。
  • 自動・手動・半自動等のご要望にお応えします。
  • Nadcap(特殊工程)認証取得にも対応可(自社製のQPL-AMS-2644リストアップ製品もございます)。
  • 探傷剤メーカーならではのハードとソフト両面からの細部にわたる配慮された設計。
  • 検査員訓練用の装置もご用意できます。
  • 航空機・自動車・鉄道・鉄鋼・非鉄・非金属など、多岐にわたる業界への豊富な納入実績があります。
  • 定期点検やご希望に応じた改良などアフターサービスも万全。

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磁粉探傷装置

磁粉探傷装置(手動)

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