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原理と手順


浸透探傷試験とは構造物の溶接部や素材・機械部品などの検査物の表面きずを検出する非破壊検査手法のうち、
開口している微細なきずを拡大して検出することを目的とした試験方法です。この方法は、開口したきずに毛細管現象により
液体が浸透することを利用した方法であり、浸透液などの探傷剤を使用して傷の存在を見つけています。

 その対象は金属材料、非金属に関わらずほとんどすべての材料です。木材や吸湿性のある多孔質材料には適用することは出来ません。

 また、一部のプラスチックのように、試験に使用する探傷剤などによって腐蝕、変色したり、侵されたりその他有害な影響を受ける
材料に対しては適用できません。

 このような特徴をもつ浸透探傷試験は、磁粉探傷試験が強磁性体にしか適用できないのに比べ、炭素鋼や合金鋼などの
強磁性体はもちろん、ステンレス鋼やアルミニウム、プラスチック、セラミックスなどの材料にも適用できるので、金属、非金属の
素材製造分野から航空機、鉄道、自動車、船舶、化学プラント、電力・原子力プラント等の諸工業に至るまでの広い産業分野で
活用されています。

しかも、浸透探傷試験は材質に関係なく、材料・部品にとってもっとも有害な表面開口きずが、複雑な形状の試験体でも
一回の探傷操作で、試験面全体のあらゆる方向のきず探傷できるので、この手法は表面きずの探傷において
重要な位置付けとなっています。

表面欠陥の手順

前処理

洗浄液で検査面の油、汚れ等を除く

下矢印

浸透処理

浸透液を適用し、浸透時間の間放置する

下矢印

除去処理

表面の浸透液を洗浄液で除去する

下矢印

現像処理

現像剤を適用する


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